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(ゲスト) 櫻井 よしこさん (ジャーナリスト) 中田 宏さん (日本創新党 代表幹事、前横浜市市長) (聞き手) 熊谷 正寿 (GMOインターネットグループ代表) |
| 熊谷 | 今日はジャーナリストの櫻井よしこさん、政治家の中田宏さんのお2人に、今の日本の政治についていろいろと教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします! 私は経営のほうはプロフェッショナルだという自負があるんですが、政治の方は恥ずかしながら素人です。 |
| 櫻井 | いえいえ。そうおっしゃるなら、わたしは経営の素人ですよ(笑)。 |
| 熊谷 | あ、ちょうどいい組み合わせですね(笑)。 じゃあ、率直に一経営者として常々不思議に思っていることを質問します。 まずは、日本の政策の優先順位についてです。 僕は一経営者としての目線で、日本を一つの企業として考えてみたんですが、差し迫って取り組むべき重要な課題が2つあると思います。それは 1.借金を減らして国家財政を立て直すこと 2.人口を増やして国力の低下を防ぐ ことです。でも今の政治家の動向をみていますと、早急に取り組むべき大問題に取り組まず、やれ子供手当だ、やれ高速道路の無料かだと、なにかこまごまとした問題にばかり時間を使ってしまっているように思います。優先順位が違っているのではないかと。 人口は2050年に1億人を切ると言われているんですよ。経済なんて衰退してしまうじゃないですか。 |
| 櫻井 | 日本の政治家に優先順位の感覚がない理由は、単純明快です。 それは彼らが「国家とは何か?」という国家観を持っていないからです。 子供手当とか高速道路とかそういう枝葉の問題は議論されていますけれど、根本の議論はほとんどなされませんよね。中田さん、そう思われませんか? |
| 中田 | そのとおりです。僕たちが日本創新党を立ち上げたのも、まさにそこに強い危機感を持ったからなんです。目指す日本の姿がないのに、目先の政策だけ語っていたら、国民は目先の損得だけで政治を判断してしまいますよ。 熊谷さんも、会社の目指すものがはっきりわかっているからこそ、いろいろな策を練りながらビジョンに沿った企業成長ができるわけでしょう。思いつきだけで、今日はコスト削れ、今日は営業頑張れって言うのでは誰も付いてきませんし、経営もなりたちませんよ。 ところが今の日本の国と言うのは、目指すべき姿を見失ってしまっているから、毎回毎回選挙のたびに政策だけを羅列することに終始してしているんですよ。つまり「これなら国民が喜ぶだろう」と思い込んでいることを並べ立てるだけの政治になってしまっているわけです。 |
| 櫻井 | 中田さんは今回日本創新党を立ち上げて、7月の参議院選挙に出馬を決めていらっしゃるんでしょう? |
| 中田 | 僕はなにより「自立した社会」を作りたいと考えています。ここ10年間ぐらいで日本の政治って「○○をしてあげる政治」になってしまっています。 自民党が「高速道路を1000円にします」って言ったら、民主党は「無料にします」。自民党が「定額給付金だします」って言ったら、民主党は「子供手当て出します」。これではどんどん国への依存心ばかりが強くなってしまいますよね。日本のためにならない政治です。もちろん福祉政策は大事にしたうえでのことですが、基本的には、一人一人が自立して、生きがいをもって働ける社会を作らなければいけないんです。 そのためには税制の改革が必要ですね。まず、日本の法人税は非常に高い。これを世界水準並みに下げないと、日本に投資する企業はなくなるし、日本の企業だって国外にどんどん出て行ってしまいますよ。それでは日本の経済的自立はたちゆかなくなってしまいます。一方で、消費税は上げなくてはならないと思っています。なぜなら消費税は地方の自立に欠かせない自主財源だからです。法人税を下げると言うのは一般的には歓迎される政策ですよね。でもそれだけじゃバランスのとれた、自立した国は目指せません。 日本の国が目指す先、自立してちゃんと運営できる国、そういう国になろうよ。そのためには耳の痛いことも言っていく。それが政治だと思うんです。 |


